胃がんの心得と撃退法

胃がんの治療後

定期健診

がんには、つねに再発の危険が伴います。それゆえ、早期胃がんなどの軽いものであっても、退院後の定期健診は欠かせません。

がんの再発は治療後3年以内に起こることが多く、5年以上たってからの再発はまれであることが分かっています。施設によって差異はありますが、治療後3年目までは3ヶ月~半年に1回、4~5年目は年1回のペースで検診が行われるのが一般的です。

普通は退院から10日くらい後に最初の検診があり、その1月後に2回目、3ヵ月後に3回目の検診を行い、異常がなければその後3ヶ月~半年に1回のペースになります。もちろん、個人個人によってこのペースは変わってきます。

比較的軽度の早期胃がんを治療した人は、進行胃がんで再発の可能性が高い人より早い段階で年1回のペースに移行できるでしょう。

警戒するべきは、再発の可能性だけではありません。切除手術後に残った胃(これを『残胃』といいます)に新しいがんが発生する可能性があります。これは『残胃がん』と呼ばれています。残胃にもともとがん細胞が残っていたり、十二指腸の内容物が逆流して新しいがんの原因になるために起こります。

どちらかというと、後者のケースのほうが多いようです。また、食道や大腸などに新しいがんができることもあります。複数の臓器に別個に発生するがんを『重複がん』といいます。これらの異常を早期発見するために、定期健診ではCT検査、腹部超音波検査、胃内視鏡検査、注腸検査(下部消化管造影検査)、血液検査などを行います。

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