
治療に必要な情報を得るためには、まず精密な検査を行うことが重要です。病期(がんの進行度合いの段階)によって採るべき治療法が変わってくることは、すでに述べました。また、がん細胞の悪性度を見極めることも大切です。検査にはさまざまな種類があります。
胃カメラを用いる『胃内視鏡検査』は、胃の内部をモニターで見ながらがんの有無を確認します。最近ではかなり改善されましたが、やはり異物を体の奥深くまで飲み込むため、嘔吐反射が起こってしまうそうです。前日の食事は問題ありませんが、あまり遅い夕食は控えたほうが賢明でしょう。
正式には『上部消化管造影検査』と呼ばれているバリウム検査は、造影剤であるバリウムを飲んでX線検査を行います。胃の壁が厚く硬くなるスキルス胃がんには有効な検査法です。よく知られていることですが、検査前夜は原則として飲食しないことが求められます。
もちろん、翌日も検査が済むまで何も口にしてはいけません。水などを飲むと、移りこむべきバリウムが水で薄まって、ちゃんとした影を作ってくれないからです。以上の2つの検査は、早期胃がんを見つけるために行われます。
一方で、がんの進行度を見極めるための検査として『超音波内視鏡(EUS)検査』や、『腹部超音波検査』『CT検査』『MRI検査』『胸のX線調査』などがあります。これらの検査では、リンパ節や肝臓を始めとする他臓器への転移の有無、腹膜播種性転移(CT検査)などが分かります。
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