
早期がんとは、がんが粘膜、もしくは、粘膜下層に留まるものの事をいいます。早期胃がんとは、治る胃がんという意味です。
粘膜下層までのがん浸潤ならば、治療した場合、5年生存率は90%ですが、筋層以下に達するがん浸潤になると45%以下になるという統計報告があります。それに基づいて、早期胃がんは粘膜下層までの胃がんを言います。
【胃がんとは?発生の仕組み】で説明したとおり、早期胃がんはI~III型に分類されます。I型は『隆起型』といわれます。これは、患部に明らかな腫瘤状の隆起が認められるものです。
早期胃がんでは、全体の4.6%を占めています。II型は、さらに細かく分類されIIa型、IIb型、IIc型の3つに分けられます。IIa型は、表面隆起型と呼ばれ、粘膜面よりわずかに(粘膜の厚さの2倍まで)隆起しているもののことです。早期胃がんの11.0%を占めています。
IIb型は、表面平坦型と呼ばれます。その名の通り表面の平坦なもので、どこにがんがあるのか診断することが、きわめて難しいものです。そのため、早期胃がんの中では1.7%しか占めていません。IIc型は、表面陥凹型と呼ばれます。粘膜表面よりわずかに陥凹しているものです。早期胃がんの半数以上を占めています。
III型は陥凹型と呼ばれます。がんが粘膜陥凹の内側ではなく、そのふちにあるもののことです。早期胃がんの中ではもっとも珍しいもので、その割合は1%にも届きません。また、1つのがん病巣が上記した2つの型の特徴を持つ場合、『IIa+IIb』のように、その2つの型を+でつないで表します。
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