胃がんの心得と撃退法

胃がんと?

発生の仕組み

次に、胃がん発生のプロセスを見ていきましょう。

まず、ピロリ菌や塩分の多い食事により、慢性萎縮性胃炎や超上皮化生が起こります。それらが、前述した遺伝子コピーの異常を誘発し、『早期胃がん』が発生します。『早期胃がん』とは、がんが粘膜内または粘膜下層までにとどまっている状態のことです。

これが悪化すると、『進行胃がん』と呼ばれる状態になります。また、『早期胃がん』のうち表面陥凹型と呼ばれるタイプでは、胃がんの部分に潰瘍ができては治るということが繰り返され、そのために、症状が悪化したりよくなったりすることがあります。

これを『早期胃がんの悪性サイクル』と呼びます。まず患部に潰瘍ができます。できた潰瘍は、胃潰瘍の薬を飲むとひとまず治ります。しかし、潰瘍が治るとがんは潰瘍の後の傷に増殖します。そして、がんが増殖すると再び潰瘍が起こります。そこで胃潰瘍の薬を飲むと、前と同じように一応潰瘍は治るのですが、そこを元にがんが増殖するというたちの悪い繰り返しです。

ただし『早期胃がん』『進行胃がん』はあくまで見た目上での分類であり、実際の進行度とは全く関係がありません。また、『早期胃がん』はⅠ~Ⅲ型に分けられ、『進行胃がん』は1~5型に分けられるのですが、そのうちの4型は『スキルス胃がん』と呼ばれています。

『スキルス胃がん』は、通常の胃がんより進行が速く、特に注意が必要です。そのため、早期の発見と対策が求められます。

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